毎回いろんな症状でおいでくださるお客さん。実は五十肩でした。長崎市在住50代、男性、Kさん。

 

1年ほど前に、寝違えでご来院以来、膝の半月板損傷、首の痛み、運動で腰を痛めた、仕事のし過ぎによる首・肩の痛みなど、毎回いろんな症状でおいでくださるお客さんです。

 

今回は、力仕事をして首・肩が痛いとのことでご来院。

 

前回、2週間くらい前にご来院していただいたときに、右肩の前の奥が痛いということで治療していたのを思い出して、肩の奥の痛みはどうですか?とお聞きしたところ、まだ痛いとのこと。

 

そして、「腕を上げるとき痛いんですよね。上がりはするんですけど。」と。

 

180度まであと15度くらいまで上がります。それ以上は痛みで上がらないようです。

 

それって、五十肩です。

 

「どのくらい前からですか?」

 

「もう数年前からですね。」

 

「えっ。そうだったんですか?」

 

「では、治療しましょう。」

 

今まで1年間くらい来院されている間、わかりませんでした。

 

確かに前回の治療中におかしいなという動きをされるということはありましたが。

 

聞いたからには、必ず治さなくてはなりません。

 

今まで、痛い思いをさせてきたので、早く治さなければ。

 

で、治療開始!

 

四十肩(五十肩)は、だいたい肩の背中側にメインの原因があります。(私の経験では。)

 

そして、他に、肩の周りの数か所の部分にもう少し原因があったりします。

 

通常、背中側にあれば悪いところは見逃さないのになと思いながら治療していくと、

 

メインの原因は前面と側面にありました。

 

アナトミートレインでいうと、SFAL(スーパーフィシャル・フロントアーム・ライン)とL L(ラテラル・ライン)上です。

 

今までのKさんへの治療の中では、あまり使う必要のなかったラインでした。

 

それで気付かなかったのか、それともこのごろ急速にひどくなってきたのか。

 

あとはSPLなどなどを治療して、ほとんど180度まで上がるようになりました。

 

「久しぶり(数年ぶり)にここまで上がった!」と言っていただきました。

 

良かった。

 

おしまい。ニコニコ

 

肩が痛い。手を上げるとき痛い。手は上がるが痛い。痛くて手が上がらない。手が後ろに回らない。などの症状がありましたら、掌庵においでください。

 

※参考(四十肩(五十肩)のあと少しで180度!というお客さんの時、1回で良くなる場合と、ここからが大変という場合とあります。)