左坐骨部の痛みとしびれ。長崎県長崎市在住、40代、男性。

 

2年前に、腰部、背部、腕の痛みでご来院になったことのある男性のお客様がお久しぶりにご来院されました。

 

左のお尻の痛みとひどい時は時々足がしびれてしまうとのことで、もう1ヶ月くらいなるので来ましたと。

 

病院には行っていないとのこと。(良くはならないだろうからと……。)

 

このごろは運転が多くなったとのこと。運動はしていないと。

 

 

今も痛みありますか?とお聞きしたら、今座っていても左のお尻が痛いと。

 

お尻は、左の真ん中のえくぼが出来るところ(大坐骨孔)か聞きましたら、脚の付け根のところ(坐骨結節)の骨のところと。しびれもその辺りより下に出るとのことでした。

 

 

うつ伏せになっていただいて、全身の触察です。

 

○ふくらはぎ(下腿)……2か所に張りあり、特に左。

○太もも(大腿)……柔らかく、張り、むくみ無し。

○骨盤……厚く、硬め。

○腰……柔らかいが前弯が強い。

○背部……柔らかく問題なし。(あるとすれば肩甲骨間上部が少し狭め。)

 

気になるところは、ふくらはぎに張り、骨盤硬く沈み込み少ない。腰の前弯が強め。

 

でも、上記のような感じは腰痛の方ならだいたいあります。

 

ふくらはぎも腰も押して痛いとは言われないくらいです。特徴としてはほとんどないくらい。

 

 

今回の施術では、この「ほとんど問題ない」がポイントになりました。

 

 

1ヶ月の間に、身体がバランスを取りだしていたのです。

 

 

まず、DFLの調整をしました。

 

すると、腰に張りが少し出ました。

 

DFLとSBLの関係は強く、DFLを緩めると本当はSBLも緩みます。

 

が、SBLは上下関係というのがあって(詳しくは書きません。セミナーでは教えますよ!)

 

DFLを緩めるとSBLの上半身が張るときがあります。それにはSBLの下半身が関係しています。

 

案の定、さっきまで柔らかかった太ももに硬いスジが現れていました。何本も。

 

そのあとに、そのスジ(ハムストリングス)のリリース。

 

リリースが終わると、背中はまた柔らかくなりました。

 

 

ここで1回休憩を入れて、「どうですか?」とお聞きしたら、

 

「来た時よりお尻の痛みが減っていますね。」とのこと。

 

 

腰の前弯(反り) → DFL調整 → SBLが一緒に調整され → 隠れていたSBLの問題(ハムストリングス)が発覚! → SBL調整 → 当たり前の柔らかさ、バランス → お尻の痛み減少。

 

 

もともと腰痛持ちで、腰の前弯が強めなので、さらにDFLをポイント的に施術しました。

 

施術は、腹部にアプローチ。

 

DFLの大腰筋と腸骨筋はとても効いたとのこと。

 

 

あと、しびれの症状もお持ちなので、坐骨神経のラインに沿って筋肉をしっかり緩めました。

 

 

1時間ほどで終了し、「どうですか?」とお聞きしたら、

 

「痛くなくなっている!」と!

 

 

帰るときに、立ったまま靴を履きながら、

 

「そういえば、靴下を履けんやったとですよ。」(お尻が痛くて)

 

すっと靴を履いて、お帰りになりました。

 

 

今回はすっと良い結果が1回目で、それもその場で出て良かったです。