肩の激痛。少し動くだけで「ウッ!」。40代、男性、Yさん。

諫早市在住。長崎市お勤めの40代男性、公務員のYさん。

 

当日のご予約でお仕事の後に来院されました。

 

前から肩こりや腰痛はあったそうですが、少し前から肩の痛みがひどくなってきたそうです。

 

痛い場所は、左側の首から肩にかけての、前でもなく後ろでもなく、奥の方が痛くなるとのこと。

 

「病院には行かれましたか?」とお聞きしたら、行きました。そして、痛み止めの注射をされました。

 

でも、良くはならなかったそうです。

 

そして、2日前から痛みが一段とひどくなってきたので、来てみましたと。

 

「どんな痛みですか?」とお聞きしたら、

 

今、このイスに座って、背もたれに寄りかかっていますが、そこから前に「よっこらしょ」って感じで少し動くだけで…

 

「ウッ!」 と本当に声を出して痛がられました。 ……。これはとてもひどそうです。

 

特に痛みの原因となるようなことは無いとのことで、打撲やむち打ちなどの外からの原因はなく、運動などでの無理な動きからなったわけでもないとのことです。仕事で長くパソコン操作はしているのでそれくらいでしょうか?とのこと。

 

以前に、肩こり、腰痛があったとのことなので骨盤の歪みと、パソコン操作など座ったままでのお仕事が長いとのことなので前後の筋筋膜の歪みなどを治療していきますと説明をしました。

 

「では、ベッドにうつ伏せにお願いします。最初に全身の調子、骨盤に歪みがないか調べます。」

 

「ウウッ……。」 うつ伏せになろうとしたら途中で激痛がおき、うつ伏せが出来ませんでした。

 

「では、まず首から肩、背中の上部分にかけての筋筋膜の調整を座ったままで行いましょう。」

 

ストレッチと指圧をあわせたようなオリジナルの治療で、筋肉と筋膜を緩めていきました。

 

その後、背中の下部分(腰まで)も治療しました。

 

すると、肩周りが楽になってきて、すっとうつ伏せが出来るようになりまして、全身の調子と骨盤の歪みを診ました。

 

背中上部の背骨と肋骨との関節の硬さ(しなりが少なく猫背気味。)、背中の背骨に沿った筋肉(脊柱起立筋)の張り、左の腰の筋肉(腰方形筋)の張り、右に骨盤の歪みの原因を認めました。

 

当院では、骨盤の歪みは、骨盤、腰椎、肋骨、大腿骨などをつなぐたくさんの筋肉、特にインナーマッスルの影響によるものと考えて治療しています。

 

なので、当院の骨盤調整は筋肉にアプローチしていきますので、ゆっくり調整していきます。

 

最初に骨盤調整をしたら、猫背が減り背中にしなりが出てきました。ご本人にも実感していただけました。

 

骨盤の歪みを戻しただけで、これだけ背中が楽になるんですよとお話しました。

 

次に、背面全体の筋膜の調整をし、その後脊柱起立筋、腰方形筋、そして首の筋肉をもみほぐして緩めていきました。

 

最後に、仰向けになっていただいて前面全体の筋膜の調整をしました。

 

座っていただき、体の調子を確認していただきました。

 

「おおーっ!」、「肩をすくめたとき少し奥が痛いだけで、あとは何ともない!」

 

イスの背もたれから「よっこらしょ」しても痛みは出ませんでした!

 

「奥に少し痛みが残っているんですね?」

 

「はい。もともと肩は上がりにくかったんですよね。」

 

「では、肋骨のどこかの関節に引っ掛かりがあるかもしれないですね。取ってみましょう。」

 

気になったので簡単な方法で引っかかりをとってみました。」

 

「どうですか?」

 

「あ、痛くありません!」

 

ということで、今回は病院にいっても治らなかった、寝ることさえできなかった痛みを完全に取ることが出来ました! パチパチパチ!

 

おしまい。(いつもながら長くなってしまいました。)ニコニコ