ひざが痛くて階段を下りるのがつらい。長崎県諫早市在住、70代、女性、Fさん。

 

私の親類で、諫早市在住のFさん、女性、70代。


先日お会いした時に、腰が丸まっていて少し背中が歪んでいたので、お盆の時にお会いして治療することにしていました。


腰が丸まっているのは前からありましたが、治療をすると真っすぐになっておりましたので、今回も治療により腰に反りが出来ました。


「ほかに痛いところはありますか?」とお聞きしましたら「階段を下りるときに膝がとても痛くて、痛み止めを塗っている。」とのこと。


家の庭にある3~5段ほどの階段を下りるのが痛くてたまらないとのこと。でも上がるときは痛くないと。


また、週一回のペースで運動にも行っていますが、その場所まで歩いていくのに長い坂があり、下っていくのもまたとても痛いと。


この頃は、座るときに痛い方は曲げずに伸ばしたまま座っているとのことでした。


膝の痛みの治療は得意な方なので、さっそく施術開始。


足を左右比較してみますと、まず足のふくらはぎの大きさ(太さ)が違っていました。


悪い方は細くなっていました。痛さによりかばって体重をかけたりしていないからでしょう。


そして、膝のお皿の位置(高さ)が違いました。悪い方は上にあり、動かしてみますとほとんど動きません。


悪くない方は、膝のお皿は動かしてみるとスイスイどの方向にも動きます。


膝が悪い人には大体共通している症状です。


施術は10分ほど。


その場で屈伸をしてもらったらいい感じと。


外に出てもらって、下りるときいつも痛い階段を下りてもらいました。何回も。


まったく痛みは出ませんでした。


今回の痛みの原因は、太ももの筋肉の収縮によるものでした。


何かの拍子で足などを痛めて、しばらくかばって使っていないうちに、太ももの筋肉が収縮してしまい、関節の動きが悪くなり、膝のお皿の下あたり(膝のお皿周りなど)に痛みが出たと思われます。


痛み止めを塗ったり、痛みが取れるまで歩くのを控えたりしても、だいたい痛みは治まりません。

 

一番効果があるのは痛いところ以外の筋肉をマッサージすることです。そして、少しずつストレッチをしていくこと。(ストレッチは絶対無理はしないことです。悪化する場合もあります。)


するとご自分でも少しずつ膝の曲がりが良くなり痛みが減っていくことが多いです。


もちろん、最初に病院に行ってお医者さんに診てもらうことは必要です。


その後に、ご自分でマッサージとストレッチを無理のない範囲で行ってください。


それでも痛みが取れない場合は、掌庵にご相談ください。

 

 おしまい。