小学生の成長痛(オスグッド病)やスポーツ傷害。ソフトボールでひざが痛くなった。長崎市、小学生、男子。

 

長崎市在住。11歳。男の子Mくん。膝が痛いとのことでご来院。

 

お父さんとお母さんは当院にて治療経験ありです。

 

Mくんはソフトボールをしています。

 

ソフトボールをしたりすると痛みが出るそうです。

 

来院時には、何もしていないときは痛くないけど、屈伸をすると曲げたとき膝全体に痛みが出るとのことです。

 

今度、試合があるとのことで、その前に痛みを取りたいということで来られました。

 

ちゃんと病院も受診されていて、ストレッチなどを教えていただいていました。

 

骨盤周りの筋肉は右が硬めでしたので、最初に骨盤調整をして、まず体の中心を整えました。

 

なぜ、痛いところは膝(脚)なのに、骨盤を整えるかと言いますと、膝についている(前側の)筋肉、大腿四頭筋のうちの真ん中で表面側の筋肉、大腿直筋という筋肉が骨盤から膝までついています。

 

また他にも縫工筋、薄筋……などなど、たくさんの筋肉が骨盤から膝周りまで着いていて、影響しあっています。

 

なので、膝が悪くなくても骨盤の歪みの影響で膝が痛くなることもありますし、膝が悪くなると腰が痛くなる時もあります。

 

次に、大腿部(太もも)前面の調整をしました。

 

とてもくすぐったいと言って笑いをこらえていました。

 

子供の場合「くすぐったい」は、大人の「痛い」と同じような感じ方だそうです。

 

しっかりとほぐしました。

 

大腿部の筋肉にしなやかさをつける治療、特に膝に痛みが出る場合(高齢の方の膝痛や子供のオスグット病・成長痛、スポーツのオーバーユースなど)は普通に揉んだりストレッチしても効果はあまり出ません。

 

で、私オリジナルの手技で治療します。

 

屈伸してもらったら痛みは無くなっていました。

 

あと、前面の筋膜のライン、後面の筋膜のライン、スパイラルのラインと体全体のバランスを取りました。

 

ですが、筋肉はもともと縮みやすいので、練習をするとまた痛みが出てくるのが普通です。

 

でも、治療でニュートラルな状態にしましたので、今後しっかり毎日のケア(ストレッチやセルフマッサージ)をすれば、良い状態をキープできるのではないでしょうか。

 

ストレッチも本などで紹介されているものをしても、効果がなかなか得られないときがあります。

 

その時はマッサージも併せて行うと効果倍増です!

 

またコツを知っているかどうかでも全く効果は変わります。

 

また、毎日ケアをしっかりしていますと、今以上に柔らかくしなやかになってきますので、怪我をするリスクも減り、パフォーマンスも上がるのではないでしょうか?

 

小中高生の部活動や社会人のスポーツ活動では、少しでも多くの練習をしたいために、練習前のウォームアップや練習後の整理運動など、ほとんどしていないとか、しても少しだけと良く聞きます。

 

一流の選手は怪我をしない選手という言葉も聞いたことがあります。

 

たくさん練習しても、そのあとに怪我をして試合に出られないということがあれば元も子もありませんので、日ごろのケアを重視していただきたいと思います。

 

当院では症状に合わせたマッサージとストレッチをお教えしています。

何か気になる痛みや不具合のあるお子様は、この夏休みの機会にご来院していただければ何か改善方法がわかるかもしれません。お待ちしております。

 

おしまい。