★ぎっくり腰になったらどうしたらいい?

2018.12月ブログより

 

先日朝から母親より電話があり腰が痛くなったので来てほしいと。

 

数日前に出かけたときに階段をたくさん上ったとのこと。若い人と同じ速さのペースで…。

 

次の日から痛くなってベッドから一人で動けない感じになったそうです。

 

仕事が終わってから行くよと言って電話を切りました。

 

仕事が終わったころにはすっかり忘れていて、帰ったら晩御飯を食べていました。

 

食べ終わったころ電話があって、思い出しすぐ行きました。

 

行ってみると、ベッドからは腰を起こして座ることはできず、寝たままの感じで滑るように足を下ろしてベッドからゆっくり立ち上がりました。

 

とっても痛そうです。

 

さっそく施術を始めました。

 

足のマッサージと足の筋膜リリースです。

 

15分ほど話をしながら座って行いました。

 

そのあと、ベッドに寝てもらいそこから普通に起きてもらいました。

 

痛みなくベッドに寝て、痛みなくベッドから上半身を起こし座り、痛みなくそこから起きる上がることができました。

 

腰の痛みなのに足をマッサージして、筋膜リリースをして痛みがなくなりました。

 

 

 

なぜかというと腰の痛みの原因が足にあったからです。

 

なのできちんと原因の場所を見つけることができると施術すると効果がすぐわかります。

 

今回は、私が職業として整体をしていて筋筋膜経線(アナトミートレイン)というものを知っていて実際に施術経験があったので、どこが悪いかすぐ分かったこととそこに対する効果的なマッサージ法と筋膜リリース法を施術できたので短時間で効果を出せました。

 

 

 

では、一般の方は自分や家族がぎっくり腰になったときにどう対処したがいいのかといいますと、

 

①まず安静にしてすぐには動かないことです。

 

②病院に電話してどうしたらいいか聞くといいと思います。(すぐ病院に来てくださいと言われたり、症状が落ち着いてから来てくださいと言われたりとかそこの病院が判断されてお話しされるのではないかと思います。)

 

③適切な時期になったら病院に行く

 

 

 

これだと当たり前なので、これだけでは書いた意味がありませんね。

 

ではここから私が実際に自分がぎっくり腰になったとき自分で治したという経験もふまえてお話をします。

 

 

 

①~③までの安静にしている間にすることがあります。

 

それは足の筋肉をマッサージやストレッチでゆるめていくことです。

 

①楽な姿勢で(横向きで寝たり、椅子に座った状態)まずはふくらはぎを揉んでください。

 

硬くても柔らかくても、痛くても痛くなくても関係なく腰にひびかないように気持ちいいくらいで揉みます。

 

そして少しずつ奥の筋肉を揉みしだくように奥まで圧をかけるように揉んでください。

 

手を足に持っていくことができない時は、そこにいる人に頼んで揉んでもらってください。

 

②次は太ももの後ろ側と外側を揉んでください。腰にひびかないように注意してください。

 

③これで少し楽になってきたら膝を痛みが来ない範囲で伸ばしてください。

 

普通のストレッチのように無理やり伸ばさないでください。

 

膝がピンとしっかり伸びるまで伸ばすのではなく、少し曲がったままでもいいのでちょっと太ももの裏が張っているかなくらいで行ってください。

 

何度も言いますが無理には絶対しないでください。(無理に伸ばすと腰の炎症部分も伸ばされ痛みが増します。)ちゃんと理由があるのです。

 

膝が曲がったままでも、効いている感じがなくてもいいです。

 

完全に足の力が抜けていれば効果は期待できます。(100%完全脱力状態)

 

 

 

本当かなと信用できない場合は、まず、ぎっくり腰になりそうな感じがした時点で試してみてください。

 

そのときに効果が感じられなかったらするかしないかご自身で判断してください。効果がない場合は足が原因の腰の痛みではない場合の可能性があります。

 

 

今日来られた土木関係の力仕事をされている男性がおじぎの姿勢をとった後頭を上げるときに腰が痛いという腰痛でいらっしゃいましたが、最初に足のマッサージと筋膜リリースをしたら、20分ほどで腰は触らず痛みはほとんど取れました。

 

注意は、今回の母のように足の筋肉の使い過ぎや、上記男性のように力仕事などで腰痛になる人より、デスクワークで少しずつ慢性腰痛になりその末にぎっくり腰になる人のほうが治すのは時間がかかります。

 

なので、そういう方は効果が少ないかもしれません。(マッサージやストレッチより筋膜リリースをしないと効果が出ないひどい方が多いので)

 

その時は近い方は掌庵にいらしてください。

 

 

 

まとめますと

 

①楽な姿勢をとって動かない

 

②病院に電話して指示を仰ぐ。

 

③ふくらはぎと太ももの後ろ側と外側をマッサージする

 

④楽になってきたら膝を伸ばす(軽いストレッチ)

 

⑤病院に行くか安静を続ける

 

 

上記をご自身の責任で判断し、マッサージとストレッチをする場合は安全にやり過ぎないように物足りないくらいで行ってください。(当方では一切の責任を負いません。)

 

 

今、ハッシュタグを探して思いましたが、腰痛予防として普段からふくらはぎと太ももを揉んだりストレッチをするのは予防になりますね!