慢性腰痛。痛いですね。
慢性腰痛になる方は、
1. 座りっぱなしのお仕事の方。(過去のブログに書いています。)
2.立ちっぱなしのお仕事の方。
3.動きっぱなしのお仕事の方。
4. 1~3を組み合わせた大変な方。
と色々ですね。
2.立ちっぱなしのお仕事の方
けっこう多いと思います。それもほとんどその場を離れる事なく、近距離をちょこちょこ少しは歩いても、まとめて遠くへ数分以上長く歩くことはほとんど無いという方。
この状態に、プラスしゃがんだり、大きく前かがみになったりする動作がほとんど無いとなると…。
血液は心臓からドクンドクンと心臓の力によって体全体に動脈を通って送り出されます。
でも、体全体から心臓に戻ってくる血液は静脈を筋肉の動きによる圧を利用しポンプみたいな感じで戻ってきます。
なので、歩く人は歩くたびに足の筋肉の動きによって血液はしっかり戻ってきますが、歩いたり動いたりするのが小さい動作ばかりだったりじっとしていてほとんど動かない人は血液の戻りは悪くなります。
すると、筋肉の中の老廃物などがキチンと戻っていかず、筋肉に溜まりカッチカチになっていきます。筋肉がカッチカチになると、その部分を走っている血管が周りのカッチカチ筋肉に圧迫されてもっと血行不良になっていきます。
悪循環ですね……。
でも、なぜ立ちっぱなしだと腰が凝るのでしょうか?
ただ立っているだけなら、腰の筋肉は使っていないから凝らない気がしませんか?
実は、立っている時、体全体の筋肉はこの立っているという状態を保つために、ヨロヨロ動かないように、地味ですがけっこう働いているのです。
前に傾かないように、後ろに傾かないように、右足に体重がかかり過ぎないように、左足に体重がかかり過ぎないようにと頑張っています。
首の筋肉は頭が傾かないように、
腰の筋肉は上半身が傾かないように、
ふくらはぎは全身が傾かないように、
と前後左右の均衡をとるために頑張っています。
なので、立ちっぱなしのお仕事の方は腰とふくらはぎがセットで凝っていらっしゃる場合が多いです。
こういう方の場合は、もみほぐしやマッサージが効果的ではないでしょうか。
マッサージなどで強制的に筋肉を動かしてやることが、ポンプみたいな役割をして、その部分の筋肉の中の老廃物を送り出してくれます。
老廃物が少なくなれば、カッチカチ筋肉が柔らか筋肉になり、血管を圧迫しなくなり、自然と新しい血液が酸素を運んできてくれて、疲れや痛みが取れてきます。
では、このタイプの方は、マッサージ店に行けば大丈夫!
……でしょうか?
今度は、同じように立ちっぱなしのお仕事をされている方でも、腰がすぐ痛くなったり頻繁にぎっくり腰みたくなる方と、キツくはあるけどそんなにはないね。ちょっと休んだりマッサージしてもらえば大丈夫!という方がおられます。
この違いは何でしょうか?
立っている時の姿勢の違いと思われます。
姿勢が悪く前かがみの人は、前に倒れないように腰の筋肉が、姿勢のいい人と比べ、すごく疲れます。
酸欠も起こり、老廃物も溜まり、すぐに疲れや痛みを感じます。
ということは、痛くなってからのマッサージも大事ですが、その前に、根本的に姿勢を良くしないといつまでも腰痛から逃れることは出来ません。
で、出番となるのは……
骨盤調整です!(もちろん、骨格全体の調整も必要ですけどね。)
まずは、骨盤の歪みを治して、いつも良い姿勢でお仕事をして、疲れて腰に痛みを感じるようになる前にマッサージなどで血行を良くするというのがいいのではないでしょうか?
掌庵では、骨盤調整も、骨格全体の調整も、もみほぐし(強揉みはしていません。)も全部受けられます!
ということで、心当たりのある方は是非、掌庵で治療されてみてはいかがでしょうか?
ご自分での対処法は、こまめに、前屈を10~20秒、その後足の屈伸運動をされてみてください。
屈伸運動ではふくらはぎが伸ばされているのも感じながらするといいです。
では皆さま、お仕事頑張ってください!