★腰痛の一時的原因、二次的原因

 

ここ数日、腰の痛みでのお客さんが続きました。

 

腰痛については、

 

一時的原因(根本的原因)と

 

二次的原因(直接の痛みの原因)があるように感じます。

 

一時的原因は

 

普段の生活の中の姿勢からくるもので、それにより身体の深部が歪みだします。

 

二次的原因は

 

一時的原因により起こっている歪みをかばうために

 

他のところ、背中や脚の筋肉などに負担が行き

 

その結果、背中や脚、または一時的原因の筋肉から腰の部分が引っ張られ痛みが起きます。

 

先日は、ぎっくり腰のような痛みでご来院されたお客様が

 

前屈が出来ないとのことで、

 

問診表を見ながらお話を聞いた結果、原因(二次的原因)は脚かもと判断し、

 

ふくらはぎを数か所(1か所10秒くらい)2回ずつ押しました。

 

そして、前屈してみてください。最初より楽になっていますか?

 

とお聞きしながら前屈してもらいました。

 

ゆっくり前屈されて「あ、楽になっているかも。」と最初より多めに前に曲がりました。

 

その後は、一時的原因と二次的原因の場所の筋肉のほぐしと筋膜のリリースをしました。

 

だいたい1時間ちょっとかけて施術しました。

 

すると、終わりにはとても良い感じに軽くなられたようで、痛みが全部取れたわけではありませんが、動きが良くなられました。

 

当院は時間をかけます。

 

たくさん色々技を繰り広げるからではなく、

 

休憩をたくさん入れたり、

 

手技の一つ一つのスピードがゆっくりしているためです。

 

なので、お客様も疲れないし、もちろん私も疲れません。

 

時間がある分、お客さんの痛みの増減、可動域の増減など変化の過程も見れますので、施術結果が良く分かります。

 

1回あたりの施術時間が短いのは、お客様の身体に負担をかけないためです。という文言をホームページなどでたまに見ますが、

 

たとえば施術時間が20分が1時間になっても、早く痛みから解放され、通院回数が減るのであれば、そっちがお客様には良いことではないかなと思います。(身体に負担がかかる、かからないは施術法の問題で、負担のかからない手技を行えば良いわけで別の問題のように思います。)

 

ただ、現実的にはほとんどの病院、整骨院などは、1日の患者さんが何十人といらっしゃるので無理なのだろうなと思います。

 

1日5名様限定の掌庵は時間をかけて施術しています。

 

お客様ご自身にあった治療をご検討されて、良い所へ行かれてください!