2016年6月ブログより

 

５月初旬の朝、起きたら右手薬指が……曲がっていた。

 

そう「ばね指」です。

 

朝起きたときに「ばね指」の症状になるそうです。

 

昼間はばね指にはならないそうですが、張りなどがあるそうです。

 

お仕事はパソコン業務が多いそうです。

 

指の使い過ぎですね。

 

治療は、整骨院に４回ほど通われたそうですが、あまり変わらなかったため、掌庵にご来院されたそうです。

 

昼間はばね指状態にはならないそうで、当院にご来院の時もふつうの状態でした。

 

ご本人さんにお聞きしますと、他の指より伸びが悪いとのこと。

 

よく見てみますと、たしかに他の指と比べて若干反っていないように見えます。

 

ご本人さんの自覚症状としては、しっかり違いがあるようです。

 

わたくし個人の「ばね指」に対する理論をご説明して、治療を開始しました。

 

基本、肘より先の治療となります。時間をしっかりかけてゆっくりソフトに施術します。

 

治療後、指を伸ばして確認してもらったら、他の指と変わらない感じになったとのこと。

 

問題は、朝起きたときに「ばね指」の状態になるかどうかです。

 

次の予約をしていただいて、残りの時間で首の動きが悪いことや肩こりが２０代のころからあるなど、その他の問題の場所を施術しました。

 

そして、２日後に２回目のご来院。

 

翌日の朝どうでしたか？とお聞きしましたら、

 

この２日間、朝起きたとき、薬指はまっすぐ伸びていましたと！

 

でも、そのあと３０分ほど二度寝して起きたら曲がっていたと。でも伸ばしてみたらすぐ伸びて痛みもなにも問題はなかったと。

 

ホッとしました。　　良かった。

 

２回目の施術は、肘より先を触診をして問題のありそうな筋肉に対して筋膜治療をしました。

 

そして、またしばらく（１週間くらい）様子を見てから来てくださいとお伝えしました。

 

今回は常時「ばね指」状態という感じではありませんでしたので、１回で非常に良い結果が出たと思います。

 

※「ばね指」に限らずどの症状についても同じですが、お一人お一人症状（痛みの強弱、可動域の制限範囲、症状が始まってからの期間など）は違いますので、

 

このブログのように、今までの方はこのくらいでこのくらい良くなりましたと言うことはできますが、

 

絶対に改善出来るか、ではどのくらいまで改善出来るか、治療に何回くらいかかるか、などは実際に施術してみないとわからないところですが、どうぞご相談ください。