2015年ブログより

 

今回ご紹介するお客さんはこのビルの入り口に置いてある立て看板を見てきてくださいました。

 

６０代、女性のＮさん。慢性の肩こりと腰痛があるとのことで来院。

 

２年ほど前に整形外科で腰が少し狭窄症になっていて、首もストレートネックになりかかっていると言われたそうです。

 

その時は、歩き方が悪い（前のめりでつま先でトットットッと歩く感じ）ということで、歩き方を矯正していただいたそうです。

 

他は電気治療のみで変化なしとのことでした。

 

肩こりと腰痛の原因とは関係がとてもあります。

 

なので、まずは腰痛の治療から始めました。

 

前屈と後屈はどちらが痛みが増しますか？とお聞きして実際にしてもらいました。

 

体はとても柔らかく前屈では指先が床に着きそうなくらいです。後屈も私より柔らかいくらいでした。

 

痛みは前屈の時に出ますとのこと。

 

前屈の痛みの時は、背中の表層の筋肉の疲れがたまった時などに現れます。

 

また、足の疲れがたまっている時もそうです。

 

最初のほうで書きました、歩き方が悪い（前のめりでつま先でトットットッと歩く感じ）との関係もあります。

 

前のめりということは重心が前側にあるため、前傾姿勢を元に戻そうとする力がいつも背面にかかっているということですから、背中や太もも、ふくらはぎ下部の後ろ側はいつも力が入っていて疲れているということです。

 

あと、なぜ前のめりになるのか、というおおもとの原因も探して治療しないと対症療法のみとなってしまい再発してしまいます。

 

で、骨盤の歪みの検査をしたら、腰の右奥が悪いと出ました。この検査の結果では簡単に言いますと、腰の右側がちょっと前側に「くの字」になっているという意味があります。（注：同じ結果でも外見や押した感じなど総合的に判断すると違う結果が出るときがあります。この方の場合は総合すると前側に「くの字」という結果が出たという意味です。字で説明するのは難しいですね。）

 

骨盤調整をすると、しているときに右の腰が引っ張られますとおっしゃられました。

 

そこが悪い部分（詳しくは悪い部分の端）です。

 

骨盤調整後、背中の後弯と硬さがある程度取れました。

 

そして、背中の揉捏（揉みほぐし）をして疲れを取り老廃物の流れを良くしました。

 

長い期間の前傾姿勢からくる首周りの筋肉の疲れを揉捏や筋筋膜調整により取りました。

 

ストレートネックが良くなるように首の横や前側の筋肉（斜角筋や小胸筋など）も丁寧に筋筋膜調整しました。（H29.1 追記： 現在はストレートネック用の施術法を考案して使っていますので、このブログ記事記載時よりも効果が出るのが早く良くなっております。）

 

治療が終わった後に「首周りがとても軽くなりました！」とおっしゃっていただきました。

 

おしまい。