2016年05月ブログより

長崎市がご自宅で、現在福岡市でお仕事、お住まいの男性、６０代。

右足の甲が痛いということでご来院。また、親指が外反母趾ぎみで付け根も痛いとのこと。

このごろは右股関節に違和感を感じることもあるとのこと。

まずは、靴下を脱いでいただいて、足の甲を見てみました。

親指と人差し指の間を中心に甲が少し赤くなり、腫れています。

お話をお聞きいたしますと、最初に親指が痛くなり、次に足の甲が痛くなり、そして股関節に違和感を感じ始めた、という順番です。

外反母趾の痛みをかばいながら歩いたりしているうちに、足の甲の痛み、股関節の違和感と不調が広がっていったという感じでしょうか。

全身の検査をしました。

足の裏はややむくんでいて押すと痛いと。足の指は腫れていて赤くとても硬くなっていました。

ふくらはぎは手のひらで押すと痛いと。特に下の方。

太ももは、内転筋群が硬く、内側ハムストリングスも奥が硬めで、外側の腸脛靭帯は押すととても痛いとのこと。

骨盤は硬めで沈み込みが若干悪い感じ。腰は右が悪いと感じました。

まず、足指が硬くパンパンのガチガチということは、血流がとても悪いということなので、指先から足首までの動きをつけて、ほぐしていきました。

あと、足首が内反していたので、すねの外側の筋肉とふくらはぎ深部の筋肉の筋膜を調整しました。

あとは、股関節の違和感を取るために、骨盤調整と太ももの筋膜の調整をしました。

ここまでの「足の指先から骨盤まで」の調整が終わると、脚全体で血流をじゃまするところは無くなりますので、足の指や足の甲の血流は良くなります。

確認してみますと、親指などの指の先の「パンパンガチガチ」は「ふわふわのペッタンコ」になり、足の甲の腫れもだいぶ引きました。

椅子に座っていただいて、治療の説明をした後に、「血行が良くなって感じが変わっていると思いますよ。」とお伝えし、立っていただいて痛みの確認をしていただきました。

「いたくありません。」

親指も含め足の甲の痛みは取れたようです。

赤く腫れていたということは炎症も起きていた可能性もありますので、数日はあまりたくさん歩いたりされないようにお伝えしました。（時々ウォーキングをされているということでしたので。）

痛みも取れ、腫れも減りました。めでたし。めでたし。